3年ぶり、天穏・生もと「赤ラベル」無濾過生原酒




お薦め飲み頃温度帯
![]() |
◎ |
---|---|
![]() |
〇 |
![]() |
〇 |
![]() |
〇 |
![]() |
〇 |
- 商品の特長・小島杜氏さん曰く
-
【R3BY】生もと純米 無濾過生原酒 赤ラベル
3年ぶり、生もと赤ラベル
久しぶりに生もとの生原酒をリリースします。天穏の生もとは今季で13年目で、生もとは21BYのこの改良雄町70%から始まりました。
21~26BYは前任の岡田杜氏(私も22BY~25BYで参加)で燗酒スタイル。
それ以降は私が杜氏で
27~28BYは燗酒スタイル
29~1BYは山陰吟醸造り
2BYはほとんど上山に任せてと
同じラベルでも大きくその内容を変化させてきました。
そして昨年から今年にかけて、また大きな変化が現れており、それは6号酵母とそやし水もとへの取り組みです。
6号酵母を取り入れることにより、7号とk1酵母(9号)の要素が減少、さらに分散したことにより野生酵母の比率増加、そやし水もとをしてからは乳酸と野生酵母テイストが増加した印象です。
現在は過去の影響を受けるので、いまの生もとは燗酒や吟醸感がありながらも、乳酸の強さや野生酵母の荒さ、スモーキーさ、酸の強さがあるワイルド系になっている印象です。
いまの天穏の酒母室環境をそのまま表現している酒だと感じ、なかなかに面白く新たな面が見えた酒なので、生原酒を出してみようと思います。
しかし水もとの影響が強いので来季はここからまた綺麗側に修正します。
そやし水もとを2年やってみて成功も失敗もありました。これで理解ができたので速醸系、生もと系、水もと、それぞれ良いものが出来るようになると思います。
蔵元ホームページより転載。
- 店主からのオススメポイント
-
店主の試飲の感想です。
生もと純米生原酒ならではの生っぽいぬめり感。
そして、しっかりした生もと仕込みならではの酸。
でも、やさしく感じる酸がある。
がっちりとした骨格のあるという表現が全く当たらない、そして、じわっと伝わってくるレモン様のさわかなな味わい。
何とも言い難い魅力のある高みに上ったであろう「生もと仕込み」の純米酒。
時代を意識しつつも、原型は崩さない。
これ程の複雑な、それでいて決して偏屈な独りよがりではない、そんな日本酒を造れるのは、ホント、天穏のすごいところ。
この酒の緩やかな変化も又楽しみたいと思う。

(お願い) | ![]() |