「菩提もと」って何?
酸度が2.5もあるぞ!!
しっかりしている味だけれど、いや美味しいんです。
この大号令の「菩提もと純米」は・・

昨年度新発売された「大号令 菩提もと 無濾過生原酒」は、人気ですぐに売り切れました。
そしてこの度、そのR6BYが入荷いたしました。
【村上杜氏のコメントです】
今年も無事お酒が出来上がりました。
いわゆるクセ的は物も出ず、香りも味もきれいに仕上がりました。
去年はドライな酒になりましたが、今年は幾分味を残せているかと思います!
お薦め飲み頃温度帯
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- 「菩提もと」とは
- 菩提もと(ぼだいもと)とは、生もとや山廃と同じく酵母を添加せずに造る酒造製法です。
何でも、室町時代の奈良県にある菩提山正暦寺で誕生した、日本最古の酒母と言われております。
今では酒造りの基礎となっている『酒母』という酵母を育てる行程を最初に発見して取り入れた、原初の伝統製法とされています。
これが現代に伝わる生もと、山廃、速醸といった清酒醸造技術の根底であり、発展の礎ということですね。
日本酒造りの原点とも言えるのではないでしょうか。
他の造り方と大きく違う点は、水に生米を入れて乳酸発酵させた『そやし水』と呼ばれる乳酸菌たっぷりの水を仕込みに使う点です。
この『そやし水』の乳酸が細菌の増殖を抑え、酵母の増殖を促し、アルコール発酵を行うという、非常に合理的かつ巧妙な手法です。
- 店主からのオススメポイント
店主の試飲の感想です。
数字だけみると、確かに酸度は高めです。
酸度2.5ですからね。
ところがこの酒、このじんわりと広がる酸が心地よく、辛口の中に米の旨みがしっかりと感じられます。
そしてですね、この酒のすごいのは、何だか古い昔の酒ってこんな感じだったのかなあ~なんてイメージは全くありません。
後味の複雑味もこのお酒ならではの持ち味で、他とは一線を画す味わいとなっています。
現代に蘇って、ある意味一つのジャンルを確立しようとしている。
そんな感じさえする、素晴らしいお酒です。
でも、おそらくこういう日本酒を造ろうとするには、昔の酒造りの道具や環境がなければ出来ないかもしれないなあ~と思います。
そういう観点から、本当に素晴らしい日本酒を造ってくれたなあ~と感心します。
村上杜氏ありがとう。
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